やる気と睡眠の関係UPDATE. 2019.5.03
やる気には必要な条件がある。
やる気が湧き上がるには、必要な条件があります。
それは、
脳がしっかり目覚めていることと、脳の中の記憶が整理されていること
この二つの条件を可能にするのが、睡眠なのです。
当たり前ですが、寝不足だと『やる気』ってでないですよね。
他にも、朝からぼーっとしてたり 🙁 、イライラしていたり 😡 ・・・。
実は、
やる気になるには、あるシチュエーションが大事
それは、
50%がすでに知っている状況、50%が未知の領域。
このバランスが大事なのです。
50%の未知の領域があるからこそ『チャレンジ精神』が湧いてくるのです。
イコールやる気!
そして前者の
50%のすでに知っている部分を確実にする。
ここで鍵となるのが、記憶の仕組みです。
ご存知の方も多いと思いますが、記憶は夜寝ている間に行われます。
もう少し正確にいうと、記憶の整理整頓がなされる。(要るものと要らないものを分別し、要るものを未来に活かせるように適切な場所に保存する)
記憶の2段階モデル
昼間の記憶が記憶されるには、独特のプロセスがあります。
それには脳の部位『海馬』と『大脳』が関係します。
それぞれの特徴は、
『海馬』 物事をすぐに覚えるが忘れやすい(短期的記憶)
『大脳』 物事をなかなか覚えないが、覚えたことは忘れにくい(長期的記憶)
その体験は、まず海馬で一時的に保存され、その後大脳へ移されます。
海馬から大脳へ、このプロセスに適しているのが、睡眠中。
なぜなら、外からの情報に邪魔されず、静かに集中して、デリケートな作業ができるから。
言い換えると、経験という情報をきちんと整理整頓して、明日に使える記憶に作り変えているということ。
これが、前述の『50%すでに知っている状況』ということで、この質や量は、私たちの『やる気』に大いに影響を与えるのです。
睡眠の大事なミッションの一つです。
私たちは夜、ただ寝て、休息しているだけではない。
昨日の経験に基づき、今日の仕事の効率を上げるために、活かせる記憶の質と量に変え、新しいことに挑戦する『やる気』を湧き上がらせているのです。
さらに、このきちんと整理整頓された記憶の質と量の蓄積が、『ひらめき』や『発想』『想像力』に繋がっているのです。
反対に、昨日の経験が、使える情報として質・量的に大脳にきちんと整理整頓されてなければ、やる気は起こらないし、長期化すればネガティブなスパイラルにに陥ってしまいます。
環境を整える
人間は、日中はしっかり活動していろいろな経験をし、その情報を夜睡眠中に脳できちんと整理整頓して未来に活かしています。
活動のために睡眠があり、睡眠のために活動がある。
お互いが、その質を高め合うために存在する。
しっかり働いて、しっかり眠る。
その両方に、『環境』というものは大事です。
いとしや 店主