2020年欧州視察UPDATE. 2020.2.08
今年も9年目となる欧州の旅に行ってきました。
今年は、例年より少し早めの1月8日〜17日の10日間。
目的は、フランクフルトのハイムテキスタイルとケルンのimm国際家具展、そしてポーランドの工場視察です。
今年も、いろいろな刺激を受けて帰りました。
特に、昨年注目を浴びた、環境問題に関するものづくりのあり方が、各メーカーの姿勢に現れていたように感じられます。
地球の温暖化
その影響を、私たち日本人も皮膚感覚で感じられるようになってきた近年。
昨年の大雨や台風の被害。
ドイツもそうでしたが、やっぱり9年前よりも暖かく感じました。
自分が慣れちゃったからなのかもしれないと一瞬思いましたが、いや、やっぱり以前は雪も降っていたし、これがドイツの寒さか〜(ブルッ)と、九州人の私は肌で感じていたことを思い返しました。
日本に帰ってきても、大分の1月の平均気温は、なんと大正時代以来の一番暖かい一ヶ月となりました。
やはりおかしいですね。 🙁
オーストラリアの森林火災も、その広さで言うと、日本の国土の4分の1以上と聞けば、恐ろしいとしか言いようがありません。
もし九州なら全焼ですから・・・。(怖い!)
SDGs 持続可能な開発目標
その12番目の項目に『作る責任、使う責任』があります。
私達小売業の立場から言うと、『売る責任』を真摯に受け止めないといけないと思います。
「この商品は、本当に世の中に出しても良いのか?」
その自分の中での基準を確かめるために、広くそして深く、正しい情報が必要なのです。
こんなところにも、毎年欧州を旅する理由があると信じています。
私達の「知らなかった」という他人事で、あまり重要視していないことが、近年はAIなどを駆使したものづくりのスピードの驚異的な早さによって、取り返しのつかない状況になりかねないですからね。
しっかり、川上に登って、この目で真実を見て来なければと思っています。
やはり、プロダクトアウトされた効率重視の大量生産の物ばかり見ていると、麻痺しちゃうんですよ〜、人間の繊細な感性が・・・。
眠りの設えも、自分のことだけでなく、周りの人や次代の人への影響を考えながら、選択することがますます大事になることを実感しました。
眠り屋店主