美肌をつくる快眠法UPDATE. 2007.10.21
『規則正しい生活で生体リズムを整えて』
睡眠が肌に大切といっても長く眠ればよいというものではありません。
睡眠で重要なのは「質」 。
質の良い睡眠を得るためには、私達の身体に備わっている「生体時計」に着目した生活を送ることがカギになります。
海外旅行で時差ボケを経験した人は多いと思いますが、それは生体時計と現地の生活時間がズレることで起こります。
海外に行かずとも、睡眠の質が悪いと似たような状態になってしまうことがあります。そうならずに質の良い睡眠を得るには、まずは生体時計を乱さないよう、日本の生活時間に合わせて規則正しく生活すること。
そして、次に紹介するような生活で生体リズムを整え、毎日7時間程度の睡眠をとるように心がけましょう。
=朝編=
1『太陽の光を浴びる』
生体時計と生活時間と一致させるカギとなるのは、太陽の光。生体時計はいくつも存在してますが、支配力の強い主時計(マスタークロック)は太陽の光によって調整されるので、なるべく起きる時間を一定にし、起きたらまず太陽の光を15分程浴びましょう。
もちろん、肌のためには紫外線は禁物ですから、光が入る明るい窓際で過ごし、心配な人はUVケアをして。
2『朝食をとる』
代謝系の生体時計が内蔵にあるので、食事時間を一定にすることも生体リズムを整えるためには必要。
特に朝食は、睡眠中に不足した脳のエネルギーを補って頭を目覚めさせ、さらに便通をスムーズにするカギとなるので、なるべくきちんととりたいものです。
脳のエネルギー源は主にブドウ糖ですから、ご飯を中心とした食事をとるのが理想ですが、食欲がない人(リズムが整えば食べられるようになる可能性も)は、果物だけでもとるようにしてみてください。
3『適度な運動』
人の体温は活動しやすい日中は高く、夜は眠りやすいよう低くなるよう動いています。
でも、高齢者などはこのメリハリがなくなる傾向があり、眠りにくくなることがあります。
私達の世代でも不規則な生活をしていると、同じような状態になる可能性があるので、体温のリズムを整えるためには適度な運動を。
その他『20分のお昼寝でリフレッシュ』
日中、眠気が強いときはお昼寝を。
午前中に疲れた脳を休め、午後もうひと頑張りするためにもおすすめです。
ただし、寝すぎると眠りが深くなって目覚めにくくなってしまうので20分未満にし、午後3時くらいまでにすること。
寝過ぎたり、遅い時間の昼寝は、夜の睡眠に影響してしまいます。
お昼寝の前はカフェインをとり、リクライニングチェアを利用すれば、ほどよい仮眠がとれます。
人によってできることできないこともあるでしょうが、できることから意識してはじめてみてください。
次回はいよいよ=夜編=
眠り屋 店主