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本能と衝動のままに・・・(恐)UPDATE. 2008.11.26

最近読んだ本の一節ですが、タイトルは、
『脳力』をのばす!快適睡眠術
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眠りのプロは常に勉強して皆様にお伝えするのが、ミッションですので。
その一節に、「脳の高等な部分ほど睡眠不足に弱い」とあるのです。

 

どういうことかと言いますと、


『脳は様々な機能を担っていますが、睡眠不足が全てに対して均等に悪さをするわけではありません。
脳を大きく分類すると、「爬虫類の脳」である脳幹、下等な哺乳類で獲得した大脳辺縁系、それに高等な哺乳類になって獲得した大脳新皮質という三つの部分に分けられます。
そして睡眠不足のダメージは、進化の後の段階で獲得した脳ほど受けやすいということ。


さらに大脳新皮質の中でも、最も後の段階になって獲得したのが前頭連合野。
前頭連合野は、猫では3パーセント程度に過ぎないのに対して、人間では30パーセント近くに達しています。
前頭連合野は、理性や思考力、それに創造力などを司っています。
前頭連合野こそが、人間が人間であることの根幹を支える大切な領域なのです。

実際、睡眠不足になり前頭連合野がダメージを受けると、集中力がなくなり、思考力も低下、やる気もなくなります。
また洞察力も低下することを、ドイツのリューベック大学の研究グループが実証。


さらに、怒りっぽくなったり、原始的な欲望や衝動がうまくコントロールできなくなることも、前頭連合野の機能低下で説明できます。
欲望や衝動と呼ばれる原始的な感情は、下等な哺乳類の段階で獲得した大脳辺縁系で生み出される現象です。
ただし、普段は暴走しないように理性の中枢である前頭連合野がコントロールしているのです。

ところが睡眠不足で前頭連合野の機能が低下すると、このストッパーが外れてしまって、普段は抑えられていた欲望や衝動が独り歩きしてしまうのです。

もちろん、人間が生きて行くためには、爬虫類や下等な哺乳類の段階で獲得した脳の機能も不可欠です。
しかし、ビジネスパーソンが仕事で結果を残すため、あるいは学生が勉強でいい成績を残すためには、人間だけが発達させた前頭連合野の機能は特に重要。
高度な知的作業で結果を残したければ、とりわけ質の高い睡眠をしっかりとるように、心がけてください。
とある。


眠り屋店主としても、まさに共感。
最近おこる企業の偽装や不祥事、様々な事件も、まさに皆睡眠不足による前頭連合野へのダメージから生じているものと推察できる。
知ってしまった者が故、眠りの質の大切さをもっともっと多くの方に伝えていかなければ! 
そして、人生において本気で自己実現を目指す方へ、そのためにも本気で眠れる環境の提案をしていこう。
それがいとしやのミッションだから。


眠り屋 店主

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