安物買いの銭失い。UPDATE. 2009.4.13
以前、ホームセンターで紙を綴じるバネ式のバインダーを買った。
デザインはほとんど変わらないので、どれも同じだろうと思ってとりあえず一番安いものを・・・・。
『120枚』ってシールも貼ってあるので、余裕だろうと思っていました。
ところがその値段の差は、紙を20枚以上綴ったときに現れたのです。
なんと、挟むために指で押さえるバーが微妙に曲がってしまったのです。
さらに、曲がりが大きくなり、止めるためのフックにうまく引っ掛からなくなってしまいました。
毎日使うバインダー。
その都度、曲がりを直してやってますが、なんかイライラしてきます。
精神衛生上とても良くないものになりました。
で、以前から使ってるものと比べてみると、なるほど・・・。
取手のちょっとしたデザインにも見える凹み。
ここが『ミソ』だったんですね。
やっぱり何でも値段の差って絶対あるなー。
ちょっとしたことなんだけど、良い物ってそこに妥協をしないから、信用を得て行くんだろう。
見た目や最初はわからないけど、使えば使う程その使い心地に差が出てくる。
沢山売るためには、確かに目先の価格をいかに安くするかというところの規準もありますが、そのために使用する側が本来求めている機能や耐久性まで削って世に出すのはどんなものだろう。
そんなことに努力するより、それが何故高いかを使う側の立場に立ってしっかり伝えることのできる人を育てる。
その方がきっとお互い(使う人と売る人)、いや一生懸命作っている人にとっても大事な事だと思う。
もともとモノづくりに秀でた才能を持つ日本。
やはりそれを支えいる技術は、その根底に流れる『精神』から培われるものだと思うのです。
求め続けるのは、モノが売れた数ではなく、お客様の喜んで頂けた笑顔の数。
その精神がブレないようこれからも妥協無く良い物を探してお伝えしていきます。
今回の出来事は反面教師、尊い気付きの機会をいただきました。
感謝。
眠り屋 店主