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朝から超緊張!UPDATE. 2011.7.09

先月末、それは私の想定外のことから始まった。
その日の前日に届いたお客様注文のデスク。
北海道から遠路はるばるやって来ました。


お家の2階の書斎に搬入するとは聞いていたので、念のため階段の形状を電話で確認。
すると親切なお客様は、幅を測って写メまで送ってくださった。
その写メに移っていた部屋の写真を見て、私は一瞬目を疑ってしまった。


「やばい。これは入らないんじゃないか?」 
そのお部屋は壁から壁が125㎝。
デスクの横幅は122㎝。
しかしドアを通すときは当然立てないと入らない。
それを再び横にするには、デスクの対角の長さより、壁から壁の長さが長くないと入らないのです。
設置する場所の確認をしてなかった私のミス。


これは無理だろうと諦めて、メーカーに返品相談したところ、「どこか家具を回転させるときの逃がす所はないですかね~?」と言われたが、もうほとんど諦めていた私は生半可な返事。


でも、僅かな望みをかけて、現場を見に行ってみた。
すると、そこには奥行きが15㎝もある腰窓が・・・・。
高さを測ると、90㎝。
「ウォ!いけるかも!」


店に帰って、メーカーからデスクの図面をメールしてもらって再度シュミレーション。
その結果、「いけそう。」
いや、「いける!」(と願った)


そして、本日納品の日。
朝から緊張感が漂う。
まずは、お客様の1階リビングで天板を外す。(こうしないと絶対入らない。)
まずは、脚部分を先に2階へ・・・・

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階段も手すりをかわして、3~4㎝の余裕しかない。
まっすぐな階段だったので助かりました。
そしていよいよ、書斎の中へ。
デスクを立てて、ドアをかわして入れる。
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それから、腰窓の高さまで持ち上げて、縦のものを横に回転。
「回れ!」(その隙間、ここもわずか3㎝)
「回った!」


壁を傷つけないように、ゆっくり床に降ろして、先程はずした天板を取り付け。
で、起こして、スライドさせて、所定の位置へ。
「良かった。入った。」

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お客さまといっしょに拍手して大喜び。
当初は絶対無理と思っていたが、そう、それはまぎれもなく思っていたのだ。
現場に行き、可能性を見つけ、検証し、できる準備は全てやる。
結果は、変わった。
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そして私には貴重な経験となり、自信となった。
そしてお客様から頂いた歓喜の美酒で乾杯!
『ファイトー!イッパ~ツ!』


今回は、単にデスクの納品ではなかった。
これからの人生で大切なことを、また学ばせてもらった。
感謝。
14.8:350:263:0:0:SN3G0157:right:1:1::
眠り屋 店主

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